11月20日 論評の心とは?ワークショップ第3弾

3連発ワークショップのトリを務めたのは、毎回安定した論評力を誇る三宅さんです。
トーストマスターズに入会し、数カ月たった会員の誰もが通る道が「論評力を高めるにはどうしたらよいか?」という悩み。
その会員の悩みに応え、そして論評を行う上での心構えについて考えることができたワークショップでした。

ワークショップに先立って、3本の準備スピーチが披露されました。
1本目は、私山田。食品ロス、ゴミ削減、生活困窮世帯への援助などの課題に対し、同時に貢献できる「フードバンク」「フードドライブ」「フードパントリー」について、聴衆に知ってもらうためのプレゼンテーションを実施しました。
2本目は、パス「ダイナミックなリーダーシップ」が完了となる酒井さん。今までの13スピーチを行った振返りの中で、各単元に取組む際に心掛けてきたこと、そして次のステージに向けての決意を表明されました。酒井さん、パス達成おめでとうございます!
3本目は、強い信念を持って日本語教師の職を務められている山内さん。「普通の日本人が普通に使う日本語で、『心』を伝える」ことを日本語学習者に教えるというご自身の信念を込めて、情熱と論理、そして具体例とメッセージとを、絶妙なバランスをとってスピーチしてくださいました。

そして、いよいよお待ちかねの、三宅さんによる論評ワークショップです。
ワークショップの序盤では、トーストマスターズ活動の根本にある「ミッション」や「4大コアバリュー」(国際本部ホームページリンク)に触れ、その理念に基づき「特定の先生がいない中で、会員どうしのフィードバックにより、お互いに成長しあうこと」が論評の根底にあることを言及いただきました。その上で、論評の経験を積むことで、「傾聴力」「(他者への)承認力」を向上させることが出来ることを伝えてくださいました。論評を通じ、相手をどのようにサポートできるか、相手の成長のためには何が必要かを考えることが肝心であると説明してくださいました。
その後、本日の第3スピーカー山内さんのスピーチに対し、2人組の小グループで模擬論評を行いました。各グループからの共有の後、山内さんにスピーチを通じて実施したかったことのインタビューを行い、自分達の論評と山内さんの意図との比較を各自で実施しました。
最後に、三宅さんから「論評へはスピーカーへの『愛』である」の言葉で、ワークショップを締めていただきました。
具体的なノウハウやテクニックを学ぶより先に築いておく「論評の心」をしっかりと意識させてくれた、見事なワークショップでした!

3連発ワークショップの全例会において、宮地さんのTMOEも「3連発」でした!一連のワークショップはクラブとしても初の試みでしたので、例会の進行を安定して行うことができるメンバーにお願いし、各講師に安心して講義を行っていただくための配慮でした。
そして、この取組みに際し、陰で準備や打合せ、調整を精力的に行ってくださったのは、会長の村田さんです。役職のある立場の人が、率先して会員全体のために裏で尽力してくれたことは、まさにトーストマスターズ活動を通じて学ぶ「サーバントリーダーシップ」の実践です!それを会長自ら示してくださいました。

西宮クラブの松本さん、マレーシアの大学のクラブで活動中の菊池さん、そしてゲストの椎名さん、お越しいただきありがとうございました!

次回12月4日(金)は、会員担当宮地さんの企画による「新人スピーチ大会」です!
三鷹ビジネスに入会して1年以内のメンバーによる、フレッシュなスピーチが披露されます。
各スピーカーへの論評はベテラン会員勢が行い、新人メンバーの成長をしっかりとサポートします。

教育活動が活発でメンバーのモチベーションも高く、雰囲気が良い流れとなっている三鷹ビジネスの例会に、是非ともご見学にお越しください!